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家庭教師アルバイト×就職活動 活かせるネタ Vol.8『原体験』


今回は企業の『志望理由』についてです。

志望理由で記述することは大まかに分けて
 1.叶えたい夢、していきたい挑戦
 2.そう思うきっかけ(原体験)
 3.具体的にそこでどう活躍したいか
 4.業種の中でなぜその会社か
この4つを考える事が理想的だと言われています。

今回はその中でも特に重要な2.原体験』に注目します。
まず、その重要性を理解するために、以下に2つの例を挙げたいと思います。

①【2の原体験を省いた志望理由】
1.貴社の技術力で、日本を含めた世界を豊かにする事に貢献したいと考え、貴社を志望している。
2.
3.職種としては、特に自身の強みが活かせる生産管理部門に携わり、的確な意思決定で貢献したいと考えている。
4.「先端技術で世の中を変える」という経営理念のもとに挑戦し続ける貴社だからこそ、製造業全体を底上げできると考え志望している。

②【2の原体験を挿入した志望理由】
1.貴社の技術力で、日本を含めた世界を豊かにする事に貢献したいと考え、貴社を志望している。
2.新興国への留学を通じてその貧しさに触れ、経済環境が異なることで人々の生活があまりにも違う現状を目の当たりにし、非常に心苦しく感じた事がその思いの源泉になっている。
3.具体的な職種としては、特に自身の強みが活かせる生産管理部門に携わり、的確な意思決定で貢献したいと考えている。
4.「先端技術で世の中を変える」という経営理念のもとに挑戦し続ける貴社だからこそ、製造業全体を底上げできると考え志望している。

◎分析◎
どうでしょうか、②のESの方が『その人の個性』が出ていると思いませんか?

比べて①のESはどうでしょうか?[3・4]はとても個性が出しにくい部分です。
何故なら、これらはほとんどの場合『誰でも取得可能な情報』を基にするからです。
すると、[1・3・4]だけで構成される文章は『誰でも書ける志望動機』になりやすいのです。

逆に[2]の原体験は、その人にしか書けません
原体験は、留学先で感じた事から毎朝ヨーグルトを食べることを日課にしている事まで何でも良いのです。自分が頑張っていきたい事を支える経験であれば、それは立派な志望理由になるのだと思います。

この点で家庭教師を多くやっている人は、そのような原体験を多く得ています。

生徒さんの為を思ってしてあげていた事を思い返してみてください。
その動機を掘り返してみると、自分が大切にしている何かが見えてくると思います。

例えば、宿題をやらない生徒に自作プリントを作る事で対処した先生がいるとします。
生徒が自分の作ったプリントを大事にしている様子を見た先生は、もっとその生徒のために作ってやろう思います。この時の先生の心情は『嬉しい』『誇らしい』など様々なプラスの感情を抱いたでしょう。
その事は、例えば『自分が作ったもので人に貢献できる』メーカーへの志望理由になり得ます。

◎結論◎
思っていない事を言おうとしても、よほど役者になれない限りは面接の場で失敗するでしょう。
だからこそ、志望理由を書く前には、自分が意識的にまたは無意識に『大事にしている事』を見つめ直し、自分の経験を基にした本心で語れる思いを見つけることが大事なのです。

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